診断士 2次 事例Ⅰ 趣旨
■2017H29
・和菓子製造業
第1問(配点20点)
創業後わずかな期間で高い業績をあげるに至った要因について、経営環境を考慮した上で分析する能力を問う問題である。
→A社の成長要因
第2問(配点20点)
同業他社に比べて少数の正規社員による効率経営を実現している事業の仕組み及び管理体制について、分析する能力を問う問題である。
第3問(配点20点)
事業活動拠点の移設に伴う事業展開上の戦略的メリットについて、分析する能力を問う問題である。
第4問(配点20点)
地域ブランドとして優位性をもつ主力商品の全国市場への展開がもたらす問題を分析し、それに対して適切な助言をする能力を問う問題である。
第5問(配点20点)
非同族支配の中小企業であるA社が、「第三の創業期」といわれる新しい時代に向けて、どのような経営課題に直面しているかを分析する能力を問う問題である。
■2016H28
・印刷業
第1問(配点40点)
(設問1)
当初立ち上げた印刷事業が成長した要因について、分析する能力を問う問題である。
→A社の成長要因
(設問2)
印刷事業関連以外の新規事業が大きな成果を上げることのできなかった要因を把握する能力を問う問題である。
第2問(配点40点)
(設問1)
学校アルバム事業との事業展開の比較を通して、新規アルバム事業の事業展開において留意すべき点を分析し、適切な助言をする能力を問う問題である。
(設問2)
新規事業を展開する上で、複数事業間で人材の流動性を確保する組織に改変した理由について、分析する能力を問う問題である。
第3問(配点20点)
業績低迷が続く地方都市の中小企業が、事業を継続していく上で必要となる人材をいかに確保していくかについて、適切な助言をする能力を問う問題である。
■2015H27
・プラスチック製造業
第1問(配点20点)
創業以来、A社の経営を支えてきたスポーツ用品事業の市場特性について、基本的理解力・分析力を問う問題である。
→A社の成長要因
第2問(配点20点)
従前、社内の一事業部門として運営してきたプラスチック成形事業を、関連会社に移管している理由について、分析力・課題発見力を問う問題である。
第3問(配点20点)
A社グループの売上の60%を占めるまでに成長した事業が、今後A社グループの経営に対してどのような課題を生じさせる可能性があるかについて、分析力・課題発見力を問う問題である。
第4問(配点20点)
A社グループが成果主義型賃金制度を導入しない理由について、分析力を問う問題である。
第5問(配点20点)
プラスチック製造を主力事業としてきたA社が、新規事業としてスポーツ関連のサービス事業をさらに拡大する際に、どのような点に留意すべきかについて、中小企業診断士としての助言能力を問う問題である。
以上。